こまり日記

うちのこまりが1歳になりました。半年で変わった、家族の笑いの話

うちのこまりが1歳になりました。半年で変わった、家族の笑いの話
とも
とも
今日は介護やITの話はおやすみして、こまりの話をします。実は先月、こまりが1歳になりました。
こまり
こまり
え、わたしの話していいの?やった、ごはん多めにしてよ。
とも
とも
あげすぎないようには気をつけるけど、今日くらいは少し甘めにしようかな。

このブログで質問役を担当している、相棒のこまり。 2026年4月26日に、1歳の誕生日を迎えました。

仔猫で家にやってきたのが、半年ちょっと前。 最初は手のひらに乗るくらい小さくて、家中を爆走して、カーテンをよじ登って、わたしを夜中に走り回って起こしていました。

そのこまりが、もう1歳。

「うちに来てから半年で、家族のなにかが変わった気がする」と、ずっと思っていました。今日はその話を書きます。

こまりってどんな猫?

こまり
こまり
自己紹介、わたしがやる!
とも
とも
どうぞ。
こまり
こまり
マンチカンの女の子、1歳。小柄。毛色はブラウンタビーって言うらしいけど、わたしは「ちょっと茶色っぽい縞模様」って自分では思ってる。目はまんまるで黄金色。だんぼうるが好き、てっぺん登るのも好き、ごはんが3番目に好き。
とも
とも
ごはんは1番じゃなかったんだね。
こまり
こまり
1番は遊ぶこと。2番は寝ること。

マンチカンというのは、足が短めの猫種です。よちよち走るのが特徴で、テーブルに飛び乗るときも、踏み台がないとよじ登る。動きがちょっと不器用で、それがたまらなくかわいい。これがマンチカンの標準的な特徴ですが、こまりは比較的、足が長めの子で、ジャンプも得意なんです。

性格は、好奇心旺盛で、おてんばで、食いしん坊。家族の誰かが何かを始めると、必ず偵察に来ます。

家族のなかで起きた、いちばん大きな変化

こまりが家に来てから、いちばん変わったのは、認知症のあるわたしの父でした。

父は、いろんなことを忘れてしまうし、同じ話を繰り返すし、ちょっと混乱することもあります。家族としては、できることが減っていく父を見守るしかなくて、笑顔が減っているなと感じる時期がありました。

そこにこまりがやってきた。

おもしろいのは、父はこまりのことを口では「ぜんぜん可愛くない」って言い続けるんです。 それなのに、わたしの部屋に何度も顔を出しては、

「あれ、ぴーちゃんは?」

って探したりしている。

ぴーちゃんというのは、もう何年も前に亡くなった、先代の飼い猫の名前です。

口では可愛くないと言いつつ、頭の中では、こまりの存在がぴーちゃんと混ざってしまうくらい大きくなっている。気づくと父は毎日、わたしの部屋を覗きにくるんです。

決定的だったのは、わたしが外出していたある日のこと。

家のペットカメラ越しに、父がリビングでこまりに話しかけている映像が映っていました。床にしゃがんで、声をかけて、にやけながらこまりの背中をなでている。

家族の前では「ぜんぜん可愛くないわ」と言い張っている、あの父が、です。

家族中、その映像を見て笑いました。 そして、ちょっとだけ、うるっとしました。

ペットセラピーじゃなくて、相棒

世の中には「ペットセラピー」という言葉があって、動物が認知症や高齢者の心によい影響を与える、という考え方があります。実際、医療や介護の現場で取り入れているところもあります。

でも、わが家でこまりが父にとって何になっているかと言うと、「セラピー」という言葉はちょっと違う気がしています。

こまりは、たんに 相棒 なんです。

  • 父がテレビを見ているときに、横でじゃまをする
  • 父がうとうとしているときに、お腹に乗ってきて起こす
  • 父がごはんを食べていると、すぐ近くで「ちょうだい」の顔をする
  • 父が「こまり、こっちおいで」と呼んでも、たいてい来ない

それで、父はちょっと困った顔をしたり、笑ったり、また呼んだりしている。

「治療」じゃなくて「一緒に暮らしてる」感覚。それが、たぶん、父にとってちょうどよかったんだと思います。

家族の笑いが、増えた

それから、家の中で笑い声が増えました。

  • こまりがやらかしたとき(カーテンよじ登り、テッシュ箱を空にする、観葉植物に頭を突っ込む)
  • こまりが寝相を変なふうにしているとき
  • 父がこまりに話しかけて、こまりが完全に無視するとき

笑いって、家族の空気をいちばん変えると思っています。

介護がはじまった家は、いつのまにか家族みんなが少しずつ我慢して、笑わなくなっていることが多い。気を遣って、声をひそめて、表情をなくしていく。

それが悪いことだとは言わないんです。 ただ、笑える出来事が家にひとつあるだけで、空気は変わる。

うちの場合、それを連れてきたのが、こまりでした。

介護とペットの話、ちょっとだけ真面目に

ペットを飼うかどうかは、家族の事情によります。

  • 世話をする人がいるか(毎日のごはん・トイレ・体調管理)
  • アレルギーの心配がないか
  • 経済的な負担を続けられるか
  • いざというとき(家族が入院した、施設に入ったなど)の預け先があるか

「認知症の親に効くらしいから」だけで連れて来るのは、わたしはおすすめしません。動物には動物の人生(猫生)があるし、家族の生活に組み込むのは決して軽い決断ではない。

それでも、もし家族の状況とタイミングが合うなら、ペットが家族の空気を変えてくれる場面は確かにあります。

うちでこまりが連れてきたのは、

  • 父の笑顔
  • 家族の笑い
  • 「介護中だけど、家にちょっとした楽しみがある」という感覚

これは、わたしがケアマネジャーとして関わっているご家族のなかでも、ときどき似たような話を聞きます。猫だったり、犬だったり、保護猫だったり。

「治療」ではなく「相棒」。それで十分です。

こまり、1歳おめでとう

こまり
こまり
ねえねえとも、わたしの誕生日プレゼントは?
とも
とも
新しい爪とぎを買ったから、それを開けてあげる。あとちゅーる、いつもより1本多めね。
こまり
こまり
やった!じゃあ、2歳の誕生日には3本にして。
とも
とも
交渉上手。

こまり、1歳おめでとう。 来てくれてありがとう。 父を笑わせてくれて、家族に笑いを連れてきてくれて、ありがとう。

これからもよろしく。 ブログでも、家でも。


このブログでは、ふだんは介護の話・IT の話を書きますが、ときどきこうやってこまりの話も入ります。介護の話だけだと家族みんなが疲れるので、ちょっとだけ、家の中の笑いも持ち込みたくて。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

🐾
とも 現役・主任介護支援専門員

現役のケアマネジャー(主任介護支援専門員)。在宅介護の家族に「ちょっと隣にいる人」がいたらいいなと思ってこのブログを始めました。猫のこまりとお届け中。

この人について →

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