こまりのお気に入りおもちゃBEST3
今日は介護の話はおやすみして、相棒のこまりの話をします。テーマは「おもちゃ」。
我が家には、こまり用のおもちゃがいくつもあります。猫を飼っている方なら、きっと共感してもらえると思うのですが——猫って、こちらが「これは絶対に気に入るはず」と思って選んだものほど、見向きもしないんですよね。こまりも、まさにそのタイプ。立派な爪とぎタワーより段ボール、奮発して買った猫じゃらしより輪ゴム一本。せっかく買ってきたおもちゃの大半は、においを嗅いで、前足で一度つついて、それっきり、ということもしょっちゅうです。
そんな気まぐれなこまりが、めずらしく「本気で遊ぶ」と認定したおもちゃが、いくつかあります。今日はその中からベスト3を、本人(猫)に発表してもらおうと思います。
第3位:木のボール
最初、こまりはこのおもちゃに、まったく興味を示しませんでした。木でできた丸い土台に、溝(みぞ)にそって木のボールがはまっていて、前足でつつくと、そのボールがくるくると溝を回る——そんなしくみのおもちゃです。「ころころして遊べるよ」と見せても、においを嗅いで、前足で一回つついて、おしまい。しばらくは部屋の隅に置かれているだけの、ただの置き物でした。
それがある日から、ふと思い出したように、溝のボールをつついて遊ぶようになったんです。前足でちょん、と弾くと、ボールがくるりと一周して、また手元に戻ってくる。たいした動きでもないのに、本人はいたって真剣な顔。眺めているこちらまで、なんだかのんびりした気持ちになります。
ただ、最近のこまりの遊び方が、なかなかのもので——。
本人がそう言い張るので、まあ、よしとしましょう。
第2位:キャットホイール
第2位は、こまりがたまに本気を出す、ちょっと大きめのおもちゃ。猫が中に入って走る、ハムスターの回し車を猫サイズにしたようなもの、と言えば伝わるでしょうか。
おもしろいのが、こまりの走りっぷりです。乗ると決めたら、いつだって全力。じわじわ温めることなんてなくて、最初から本気のダッシュです。ホイールがガラガラと勢いよく回りはじめて、見ているこちらまで、つい力が入ります。
ところが、本気を出しすぎるあまり——ときどき、足がもつれて「おっとっとっと」。それでもめげずに、すぐにまた走り出すのが、こまりらしいところです。
そんな全力っぷりを、つい応援したくなってしまう。これも、こまりとの毎日のひとコマです。
ちなみに、こまりが来てから我が家がどう変わったかは、猫を飼うメリット・デメリット3選。こまりが来てから変わったことにも書いています。よかったら、こちらものぞいてみてください。
第1位:羽のおもちゃ
堂々の第1位は、羽のおもちゃです。それも、ただの羽ではいけません。赤い羽。これが、こまりにとって特別なんです。
赤い羽が視界に入った瞬間、こまりのスイッチは完全に入ります。さっきまでだらけきっていたのが嘘のように、おしりをふりふり、目を見開いて、その羽だけをじっと狙う。あとはもう、飛んで、転んで、また飛んでの大運動会です。ジャンプの高さも、空中での身のこなしも、ふだんのんびりしている姿からは想像できないほど。赤い布めがけて一直線に突っ込んでいく闘牛のような姿に、つい「牛かよ」と言ってしまったこともあります。
そして、この羽のおそろしいところは、こまりの集中力と体力が、こちらの予想をはるかに超えてくることです。
ただ、この「もっと」が、一度だけヒヤッとした出来事につながったことがあります。
その日も、こまりは赤い羽を追いかけて、いつも以上に夢中になっていました。飛んで、走って、また飛んで。「そろそろ休ませたほうがいいかな」とわたしが思いはじめたころ、こまりが急に動きを止めて、口を開け、ハアハアと荒い息をしはじめたんです。
猫は、よほどのことがないかぎり、口を開けて呼吸はしません。慌てて遊びを止めて、お水を用意して、しばらくそばで様子を見ました。猫の口呼吸は、興奮や運動のしすぎで一時的に出ることもありますが、心臓や呼吸器の不調が隠れていることもあります。あのときは、本当に心配しました。
幸い、しばらく休んだら、けろっといつものこまりに戻ってくれました。それ以来、羽で遊ぶときは「夢中になりすぎる前に、こちらが切り上げる」を心がけています。念のためですが、口を開けた呼吸がなかなかおさまらない、ぐったりしている、というときは、無理をせず動物病院に相談してあげてくださいね。
ある日のハエ事件
この「赤い羽スイッチ」とそっくりなものが、思わぬ形で発動したことがあります。
ある日、部屋にハエが一匹、迷い込んできました。わたしがベッドでくつろいでいたとき、ソファでうとうとしていたこまりが、そのハエに気づいてしまったんです。羽のとき以上の集中力で、こまりの目がギラリと光りました。
そこから先は、もう手がつけられませんでした。目の前で部屋じゅうを飛び回り、夢中でハエを追いかけて——とうとう、デスクの上にまで飛び乗ってきたんです。あっと止める間もなく、仕事用のモニターが、ガシャンと音を立てて倒れました。
そして肝心のハエはというと、騒ぎのあいだに、まんまと窓から逃げていきました。こまりは今も、あのハエへの雪辱を狙っているようです。
まとめ
こうして並べてみると、こまりが本気になるおもちゃには、ひとつ共通点がある気がします。値段でも、新しさでもなく、「本人のスイッチが入るかどうか」。それがすべてなんですよね。
だからもし、買ってあげたおもちゃの反応がいまひとつでも、どうかがっかりしないであげてください。ある日とつぜん、何かのスイッチが入ることがあります。こまりの木のボールが、まさにそうでした。
そして、おしりをふりふりしはじめたら、それは「本気モード」のサイン。遊びは運動だけでなく、ストレス発散にもなります。毎日少しでも付き合ってあげると、猫はとても生き生きしますよ。
ただ——パソコンやモニターの近くだけは、くれぐれもご注意を。我が家が、いい例です。
ちなみに、こまり愛用のおもちゃはこちら
気になる方は、のぞいてみてください。
※猫の性格や体調によって、合う・合わないがあります。様子を見ながら使ってみてください。ご利用は自己責任でお願いします。
現役のケアマネジャー(主任介護支援専門員)。在宅介護の家族に「ちょっと隣にいる人」がいたらいいなと思ってこのブログを始めました。猫のこまりとお届け中。
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