デイサービスの選び方。見学のときに見るべき7つのポイント
デイサービスは、ご本人にとって週に何度も通う「第二の家」みたいな場所です。合わない場所に通うと、行きたくなくなって、結局家にこもってしまう。逆に合う場所が見つかると、「明日はデイの日!」と楽しみにするようになります。
このページでは、見学のときに見るべきポイントを7つに整理します。
①送迎の範囲と時間
まず最初に確認したいのが送迎。
- 自宅から事業所までの送迎、対応してくれるか
- 送迎時間は何時ごろ(朝7時半〜9時、夕方3時〜5時が多い)
- 1台に何人乗るのか(密度を確認)
家から近い事業所だと、長時間の車移動を避けられて、ご本人の負担が軽くなります。車でだいたい15分程度が目安。
②お風呂のタイプ
これがデイ選びでけっこう重要なポイント。
- 個浴:一般家庭と同じお風呂。プライバシーが守られやすい
- 大浴場:温泉施設や銭湯のようなイメージ。数名で順番に入浴
- リフト浴:座ったまま機械で湯船に運んでもらう。体が不自由な方向け
- ストレッチャー浴:寝たまま入れるタイプ。寝たきりの方向け
- シャワー浴のみ:湯船に入れない事業所もある
「家のお風呂が狭くて、本人がのびのび入れない」というご家族にとっては、デイの広いお風呂が楽しみになることも。ご本人の体の状態に合うお風呂があるか を確認してください。
③レクリエーション・活動の内容
事業所によって、本当にバラバラです。
- カラオケ、麻雀、囲碁、書道、塗り絵
- 体操、リハビリ機器、軽い運動
- 季節の行事(花見、夏祭り、クリスマス会)
- 散歩・外出プログラム
- 認知症予防の脳トレ
ご本人の好きなことと合うかどうか。「歌が好きな人にカラオケがないデイ」だと、つまらない時間になりがちです。
④食事の質と種類
昼食つきがほとんどです。
- 自前の調理か、外注弁当か
- 刻み食・ミキサー食・ソフト食など、嚥下(飲み込み)に合わせた対応があるか
- 糖尿病食・減塩食などの対応があるか
- イベント食(誕生日メニュー、行事食)
「食事が楽しみで通う」というご利用者さんも本当に多いです。見学のときに、その日のメニューを見せてもらうと参考になります。
⑤職員の数と雰囲気
数値より、現場の空気感が大事です。
- 職員の人数(多いほど目が届く)
- 職員がご利用者さんに笑いかけているか
- 「名前で呼んでいるか」(よく見ているかの指標)
- 看護師が常駐しているか(医療的なケアが必要な場合)
見学のときに、職員の方の表情が穏やかか、ピリピリしていないかを観察してください。職員が楽しそうに働いている事業所は、ご利用者さんも楽しそうなことが多いです。
⑥認知症の方への対応
認知症のあるご家族の場合、ここは特に大事。
- 認知症対応型のデイか、一般型か
- 認知症の方が落ち着けるスペースがあるか
- 帰宅願望(「帰りたい」と言い出す)への対応に慣れているか
- 徘徊への配慮(出入口の管理など)
認知症対応型通所介護という、認知症の方に特化したデイもあります。小規模で、職員配置が手厚いです。
⑦お試し体験ができるか
多くのの事業所が「お試し利用」を受け付けています。
- 朝〜昼食まで、または昼食〜午後だけ
- 通常料金 or 体験用の特別料金
- ご家族も付き添える場合もある
契約する前に、必ず1度は体験を。ご本人が「楽しかった」と感じれば、その事業所が合っているサイン。「もう行きたくない」となれば、別の事業所を探したほうがいい。
合わなかったら変えてOK
これ、すごく大事。
「契約してしまったから抜けられない」と思い込んでいるご家族が多いんですが、デイサービスは いつでも変更できます。
- 担当ケアマネに「合わなかったので変えたい」と伝える
- ケアマネが新しい候補を提案してくれる
- 切り替え手続きをしてくれる
「3か月通ったけど合わない」「職員さんと相性が悪そう」「もっと近いところがいい」、どんな理由でもOKです。
まとめ
①送迎
②お風呂のタイプ
③レク・活動
④食事
⑤職員の雰囲気
⑥認知症対応
⑦お試し体験できるか
そして合わなければ変えていい。
デイ選びは、家族の都合だけじゃなく、ご本人の好み をいちばんに考えてあげると、長続きします。
見学候補の絞り込みや、地域の情報は、担当のケアマネジャーにご相談ください。
現役のケアマネジャー(主任介護支援専門員)。在宅介護の家族に「ちょっと隣にいる人」がいたらいいなと思ってこのブログを始めました。猫のこまりとお届け中。
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