名前は、会う前から決まっていました
名前って、どうやって決めるものだろう、とよく思います。
会ってから決める人もいれば、会う前に決める人もいる。こまりの場合は、後者でした。写真を見た瞬間に、もう決まっていました。
ホームページの、1枚の写真
母が、ペットショップのホームページを見せてくれました。
画面をスクロールしていくと、1枚の写真が出てきました。小さな猫。ブラウンタビーの、まんまるい目をした子です。
その顔が、独特でした。
眉が下がったような、どこか困ったような表情をしていました。「どうしよう」と言っているような顔、とでも言えばいいでしょうか。かわいいのに、なんとなく放っておけない感じがしました。
もうこれに心を奪われてしまいました。
ひと目見た瞬間に、うちに来ることが決まっていました。そして、その次の瞬間には名前も決まっていました。
こまり。
困り顔だから、こまり。それだけの理由です。深く考えたわけではありません。でも、迷いもまったくありませんでした。
迎えに行った日のこと
お店は群馬県にありました。少し遠かったけれど、もう会いに行くことは決めていたので、距離は気になりませんでした。
初対面は、お互い緊張していたと思います。
抱っこしたら、身体をよじ登ってきました。少し震えていました。それが、初めてのこまりでした。
帰りのキャリーバッグの中では、小さくなっていました。声もあまり出しませんでした。知らない場所に連れ出されて、怖かったのだろうと思います。
このときのことは、別の記事にもう少し詳しく書いています。よければ、合わせて読んでみてください。 → うちのこまりが1歳になりました。半年で変わった、家族の笑いの話
うちに来た日
家に着いて、キャリーバッグを開けました。
しばらくして、こまりはそろそろと出てきました。でも、すぐには部屋を歩き回りませんでした。隅っこのほうで、ちっちゃくなっていました。
うちに来てからも、隅っこのほうでちっちゃくなって、次はトイレの中で、という感じでした。
猫にとって、狭くて囲まれた場所は安心できるところです。トイレの中も、隅っこも、外から見ると「こんなところで大丈夫?」と思ってしまいますが、猫にとっては落ち着ける場所なのだと思います。
無理に出しませんでした。出てくるまで、そっとしておきました。
2日後
2日後。
ソファの背もたれで、腹を出して、ひっくり返って寝ていました。
慣れるのが、はやい。
隅っこで丸まっていた子が、2日でこうなりました。警戒していたのか、していなかったのか。もう分かりません。
新しい家に来た猫は、最初に隠れることがよくあります。心配になる気持ちはよく分かりますが、ほとんどの場合、時間が解決します。こまりを見ていて、それが実感できました。
しめ
その後、ブログを始めることになりました。
名前をどうするか、あまり迷わなかったと思います。こまり、という猫がいる。「こまりごと(困り事)」という言葉もある。介護の話を書くブログだから、困ったことを一緒に考えていく場所、という意味にもなる。
なんの縁か分からないけど、それでついたブログのタイトルが、ケアのこまりごと。
猫の名前が先で、ブログの名前が後でした。
えらくなったかどうかはともかく、こまりがいてくれたから、このブログの名前が決まりました。そういう順番でした。
わたしはふだん、介護のそばで仕事をしています。難しい話を書く日もありますが、こういう記事を書く日もあります。疲れた日には、こまりの顔でも見てひと息ついていってください。
現役のケアマネジャー(主任介護支援専門員)。在宅介護の家族に「ちょっと隣にいる人」がいたらいいなと思ってこのブログを始めました。猫のこまりとお届け中。
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